川の下流で水をキレイにしようとしても、川の上流に流れの原因があれば、いくら頑張っても水は汚れてしまいます。
健康も同じ事が言えます。薬を飲めば一時的に症状は治まりますが、原因はけっして解決していません。
川の下流で水をキレイにしようとしても、川の上流に流れの原因があれば、いくら頑張っても水は汚れてしまいます。
健康も同じ事が言えます。薬を飲めば一時的に症状は治まりますが、原因はけっして解決していません。
血圧が高い状態が長く続くと、動脈硬化が起こり、狭心症や心筋梗塞などの心臓病や、脳血栓、脳梗塞などの脳卒中、腎臓障害の引き金となってしまいます。
健康診断で血圧が少し高めと言われたらすぐに高血圧対策を考えてください。
肥満は生活習慣病の大敵です。体重が1キログラム増えると、毛細血管は1.5キロメートルも増加し、心臓への負担を大きくします。適正体重(BMI25未満)になるようつとめることが大切です。
適度の運動は血圧を下げる働きがあります。最近は高血圧の治療のひとつとして運動療法を取り入れることもあります。
運動療法では、全身を軽く動かし、血液循環を良くして気分も爽快になるような有酸素運動を行います(散歩やウォーキング、水中歩行、サイクリング、ラジオ体操など)。
運動をすると、血圧を上げる働きがある体内物質(アドレナリンなどのホルモン)が減り、血圧を下げる働きのある体内物質(ドーパミンなどの血中物質)が増加します。運動で肺活量が増え一時的に血圧は上がりますが、しばらく続けていると末梢の血管が広がって血管抵抗が少なくなり、血圧が下がります。
高血圧と塩分は深い関係があります。血圧上昇を防ぐには、まず塩分を摂り過ぎないようにしましょう。減塩はいつでも始められ、しかも血圧管理に対して着実に効果があり、副作用はありません。
一日6g未満を目標に、減塩に努めましょう。
アルコールは、軽くたしなむ程度なら、血管を拡張させたり、尿量を増やして血圧を下げる効果があります。ストレス解消にも役立つかも知れません。しかし、1日、日本酒2合(ビール2本)以上のアルコールは高血圧を悪化させます。
大量飲酒は、肝臓、すい臓、心臓などにも影響を与え、終的に脳に異常をきたす場合があります。
脂質異常症とは、血液中に溶けている脂質の値が必要量よりも異常に多い状態を指します。つまりコレステロールが多く、脂質が多い食事を続けていると脂質異常症の原因となります。
注意すべき点は、脂質異常症から動脈硬化に進行すると、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの引き金にもなる点です。
脂質異常症対策のポイントは主に以下のとおりです。
1日3食きちんと摂る、脂っこいものを控える、塩分を控えめにする、間食は控える、腹七分目の食事を心掛ける、就寝前に物を食べない。
お酒を飲みすぎない、禁煙、十分な睡眠をとる、ストレスをためない、定期健診を受ける。